今日は皆さんが大好きな王将のチャーハン(焼き飯)を自宅で作る再現レシピをご紹介します。
このページにたどり着いた方は、おそらく本当に王将のチャーハンが大好きな方で、かなりマニアックな部分まで頑張って調べてこられたと思います。
なぜなら一般には知られていないチーユ、ラード、ネギ油、いの一番などの調味料も含まれているので、おそらく今ご覧になっているあなたは相当の本格派であと一歩の所まできていることでしょう。
せっかくご覧いただいたのでガッカリさせないためにも、このページで「これだ!」と満足してもらえるためにも、すべて包み隠さずお教えします。
王将そっくりのおいしいチャーハンが完成した方は是非教えてくださいね!
それではいってみましょう!!
王将チャーハン(焼き飯)のレシピ材料
いきなり大公開してしまいますが、王将チャーハンを作るには次の材料があれば家庭でも作れてしまいます。
炒飯を作るのに必要な道具
- 中華鍋(鉄なべ推奨。なければ一般用フライパンでも可)
- お玉(ステンレスでも鉄製でもOK)
- 高火力が出るガスコンロ(なければカセットコンロ)
まず王将のようにパラパラのチャーハンを作るには、高火力が一番重要になります。
熱しやすく冷めにくい鉄製の中華鍋は中華の世界では必需品です。
中華鍋はネットでも買えますし、ほぼ永久に使えるので1家に1つは持っておいても良いと思います。

家で使ってる中華鍋はコレ→EBM 中華片手鍋 33cm
鉄製であれば何でもいいですが、小さすぎるとご飯を入れた時に温度が下がりやすくなるし、大きすぎると重たいので、チャーハン2人分なら33cmくらいの中華鍋がおすすめです。
こちらは持ち手が熱くなるので、フライパン用ミトンやぬれた雑巾などを使って鍋を持つか、持ち手が木製の中華鍋を選ぶといいでしょう。
3人分以上は一度に作らず、2回に分けて作りましょう。(3分で出来ます)
そしてIHや火力が勝手に弱まってしまう家庭用コンロでは、パラパラになる前に火力が弱くなってしまいますので、火力が弱くならないガスコンロが必要です。
実は日本の家庭用ガスコンロはほぼすべてが火事防止のためにセンサーがついており、一定の温度になると火力が小さくなってしまいます。
そのため家庭で作るときにはカセットコンロがおすすめです。
ちなみに私が自宅でパラパラチャーハンを作るときは家庭用コンロですが、真ん中のセンサーを取り外して火力が小さくならないように改造しています。
※危険ですのでマネされないように!マネする場合は自己責任でお願いします!


王将のような美味しい炒飯を作るためのレシピと材料
お店で食べるようなおいしい炒飯、という事であれば塩、醤油、ウェイパーを使えば簡単にそこそこ美味しい炒飯が作れるのですが、王将のようにめちゃくちゃ美味しい炒飯を作るには少し準備と手間がかかります。
そこは頑張ってください!
王将みたいな本格チャーハンを作る材料(2人分:ご飯1合)
- ごはん:1合(普通より少しだけ水少なめで炊くといい)
- オリーブオイル:(サラダ油でもOK)
- ニンニク:1個(ひとたま)
- ネギ油:(あればでOK)
- ごま油(あればでOK)
- チーユ(鶏油):大さじ1(ラードや牛脂で代用可)
- 塩:2つまみ
- 胡椒(ホワイトペパー):2つまみ
- 砂糖:1つまみ
- いの一番:小さじ2(または味の素)
- 醤油:大さじ1
- 酒:大さじ1 (中国お酒推奨。なければ適当な料理酒)
- 卵:2個(1人分なら1個)
- チャーシュー(ブロックベーコンでもOK):おこのみで
- ネギ:1つまみ


一番左に見えるのはマヨネーズではないですよ!(笑)
これはスーパーで買えるラードになります。
プロ秘伝!王将チャーハンの作り方(完全再現)
1.鍋慣らし用油を準備する
まずは小さな鍋に皮をむいたニンニク1個分とオリーブオイルをどさっと入れて弱火で火にかけます。
ネギ油、ごま油もあれば大さじ3程いれてください。
フツフツしてきたら更に5分温めて、オイルポットなどにニンニクとオリーブオイルをまとめて入れておきます。
これは次回からも何度も使うので常温保存しておいてください。

この手順が面倒な方は省略してもいいですが、できれば大さじ2の油に対してニンニク1かけら程度を温めて、油にニンニクの香りを移しておくと仕上がりが変わります。
2.中華鍋に火をかけて鍋慣らし。
中華鍋に火をかけます。煙が出てきたら「1」で作った慣らし用ニンニク油をお玉2杯分ほど入れて、鍋全体になじませます。
これは鍋にご飯がくっつかないようにするためと、王将のようなおくゆきのある味わいにつながる重要な工程になります。
中華鍋を持っていない場合は、一度ご飯を電子レンジでアツアツにして、卵とご飯を混ぜ合わせてからフライパンに投入しする方が確実にパラパラの炒飯ができます。この場合は5の手順に進んでください。
有名な中華料理のシェフも言っていましたが、「炒飯は字の通り炒めるものだというけれど、自宅でフライパンを使って作るなら、先にご飯と卵を混ぜ合わせる混ぜご飯が絶対に一番いい。」です。
3.オイルポットに油を戻して調理開始
鍋慣らし用のニンニク油をオイルポットに戻したら、鍋に残っている油は拭き取らずに、チーユ(鶏油)またはラードを大さじ1と、新しいオリーブオイルを大さじ1入れます。
サラダ油でもいいですが、オリーブオイルの方がパラパラになりやすくて、ヘルシーなので出来るだけ太りたくない方にもおすすめです。
ラードや牛脂は出来上がりが牛丼やカルビ丼のような甘い味になりやすいので、ラードや牛脂を使う場合は小さじ1程度で十分です。

ダイエット中なら白ご飯の代わりに玄米もおすすめですよ!
火力は強火のままで始めますが、油を入れたあとに煙がモンモンと出てくると油がコゲ臭くなりますので、すぐに調理を始められない場合はいったん火を止めて、調理開始する直前に強火で火をつけたほうが安心です。
ここから一気に作るので材料はすべて準備しておいてください。
調味料は1つの小皿に全部入れておくといいです。
4.溶き卵とご飯を炒める
溶き卵2個(1人なら1個)を入れたらすぐに白ご飯を入れます。
卵が固まってしまう前にご飯と混ぜ合わせ、全体的に卵色にご飯が黄色っぽくなっていれば大丈夫です。
まずは鍋をあまり振らずに、ご飯全体が鍋にあたるようにお玉でかるくつぶすように広げます。

ご飯の品種は何でもいいです。私は魚沼産のコシヒカリを使っています。
炒飯には硬めの「ゆめぴりか」や「あさひの夢」を使っていた時期もありますが、正直なところ、カセットコンロと中華鍋があれば殆どどんなお米でもパラパラになるので、普段使っているお米を少し水少なめで炊いてもらえればいいと思います。
私はカロリーを気にしている時でもチャーハンを食べたいので、たまに玄米を使って炒飯を作っています。
5.パラパラになってきたらチャーシューを入れる
すぐに塩や具材を入れるとご飯から水分がでてくるので、ある程度パラパラになってきたらチャーシューを入れます。
次に調味料(塩、胡椒、砂糖、いの一番)を入れて炒めます。
上記の調味料が無ければ少量の小さじ2程度のウェイパーを使っても美味しいです。
その後にネギを加えます。ネギはしっかり火を通さなくて大丈夫です。
ここからは鍋をふり、お玉などで素早く切り混ぜるように水分を飛ばします。
6.仕上げ
仕上げには醤油を少々鍋はだにかけて、醤油を焦がすようにして香りづけをします。
最後はお酒を少々かけて10秒ほど炒めれば完成です!
お酒の工程は、飛ばしすぎた水分を戻し、パラパラなのにしっとりしたコクのあるチャーハンを作る重要なポイントです。
出来上がった炒飯がこちら。
パラパラなのにしっとりしていて、口もとに近づけただけで、もう、ウマいです。

いの一番や、砂糖、お酒など聞くと驚かれるかと思います。
私も調理学校の先生に聞くまではお酒を入れる事にびっくりしましたが、パラパラなのにご飯が柔らかくおくゆきのある味わいにする決め手となっているのです。
このレシピは私が王将に何年も通って自分の舌と直感を信じて、プロの料理人からもアドバイスを受けながら完成したレシピなので、実際の王将とは作り方が違うかもしれませんが、是非お試しください。
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