無水や普通のエタノールで消毒用を水希釈して自作する濃度・割合・比率

無水エタノールで消毒液を作る 生活雑貨

新型コロナウイルスの影響でアルコール消毒液やマスクが品薄になり、何処のお店にも消毒用エタノールを見かけなくなりました。

薬局などに行くと、消毒用エタノールの他に無水エタノール普通のエタノールPと書かれた商品を目にすることもあると思います。

消毒用エタノールと普通のエタノール、無水エタノールにはアルコールの濃度に違いがありますが、適切な濃度(比率)にすることで消毒用アルコールを自作して作る事ができます。

今日はアルコールの種類や違い、手指用のアルコール消毒液を自作する場合の作り方、希釈する場合の濃度、比率、割合についてご紹介します。

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消毒用エタノールに適したアルコール濃度は何パーセント?

よく目にする無水エタノール、エタノール、消毒用エタノールはそれぞれ次のようなアルコール濃度になっています。

  • 無水エタノール  99.5パーセント~99.9パーセント
  • エタノール    95パーセント~96.9パーセント
  • 消毒用エタノール 75パーセント~80パーセント

手指の消毒用に一番適しているアルコール濃度は78パーセント前後となりますので、無水エタノールや普通のエタノールPと書かれた商品をお持ちの方はアルコール濃度78%になるように水(または精製水)を混ぜて作ります。

精製水ではなく、普通の水道水で問題ありません。

無水エタノールや普通のエタノールを中途半端に使うと計算が難しくなると思うので、今日は500mlのエタノールを1本まるごと使う場合、水を何ml加えれば良いか一覧をご紹介します。

次の分量でボールなど容器にエタノール1本丸ごとと、水を加えて混ぜ合わせて、スプレーボトルなどに小分けしておくと便利です。

無水エタノール1本(500ml)を使う場合

無水エタノールのパッケージ裏面にアルコール濃度が「99.5%~」または「99.9%~」の何れかが書かれていると思うので、お持ちの商品に合わせてご覧ください。

・ 「無水エタノール98%(500mL)」 に「水128.2mL」を混ぜると「アルコール濃度約78%のアルコール消毒液」が「628.2mL」 できます。

・「無水エタノール99.5%(500mL)」 に「水137.8mL」を混ぜると「アルコール濃度約78%のアルコール消毒液」が「637.8mL」ができます。

・ 「無水エタノール99.9%(500mL)」 に「水140.4mL」を混ぜると「アルコール濃度約78%のアルコール消毒液」が「640.4mL」 できます。

普通のエタノール1本(500mL)を使う場合

「無水」とは書かれていない普通のエタノールPなどを使う場合は次の量の水を加えます。

無水とは書かれていない普通のエタノールの濃度は基本的に95%~96.9%になるので、95%の場合、96.9%の場合、おおよそ中間である95.9%の場合でご紹介します。

・ 「普通のエタノール約95%(500mL)」 に「水109mL」を混ぜると「アルコール濃度約78%のアルコール消毒液」が「609mL」 できます。

・ 「普通のエタノール約95.9%(500mL)」 に「水114.8mL」を混ぜると「アルコール濃度約78%のアルコール消毒液」が「614.8mL」 できます。

・ 「普通のエタノール約96.9%(500mL)」 に「水121.2mL」を混ぜると「アルコール濃度約78%のアルコール消毒液」が「621.2mL」 できます。

エタノールはどうして水で薄める方がいいの?濃度が高いほうが効きそうだけど…

ウイルスにはエンベローブという膜をもつタイプと、膜をもたない非エンベローブがあります。

ウイルスの種類によって異なりますが、多くの場合はエタノールに10秒つけると不活性化するという研究データがあります。

人の体温の上でエタノールを10秒以上蒸発させずに残留させるには78%程度のエタノール濃度が適しているという事になります。

また、ウイルスの種類によっては不活性化するのに3分かかるものもあります。エタノールであれば3分で不活性化するウイルスも、類似品のイソプロピルアルコールではウイルスの不活性化に30分も必要な種類もあるため、手指の消毒用には一般的にエタノールが推奨されます。

消毒用エタノールに含まれている成分について

市販されている手指用消毒液は、手荒れしにくくなるグリセリンや殺菌効果を高める成分が既に入っているのでそのまま使用します。

無水アルコールなどからアルコール消毒を自作する場合は、市販品に含まれている有効成分を参考にするのも良いでしょう。

殺菌効果が期待できる有効成分にはクロルヘキシジン酸塩やベンザルコニウム塩化物液などがあります。

ベンザルコニウムは100mLの消毒液に0.05g含まれている商品が多いです。

クロルヘキシジン酸塩は100mLの消毒液に0.2g含まれている商品が多いです。

手荒れを防ぐためにグリセリンを含めると保湿効果にも期待できます。

エタノールが無い場合はお酒でも手指用アルコール消毒液が作れる

ウォッカなどアルコール度数が高いお酒を水で希釈してアルコール消毒液を作る事もできます。

もちろんお酒から作るアルコールなので食品にかかっても安全です。

市販で買えるウォッカを使った場合に加える水の量もご紹介します。

「スピリタス96度(500mL)1本」に対して「水115.4mL」で「アルコール濃度78%の消毒液」が「615.4mL」できます。

ちなみに、「ロンリコ 151 75度」というお酒であれば既に消毒用アルコール度数に最適なのでそのまま使う事ができます。

アルコール消毒だけじゃない!まだまだある優れた消毒方法!

マスクが品不足になり、アルコール消毒が品不足になり、そしてついにお酒まで品不足になろうとしています。

テレビで放送されたものだけ次から次へと品不足になっていますが、テレビでも放送されていない、優れた消毒方法がまだまだありますのでご紹介します。

品不足になる事を恐れて放送していないかもしれませんので、今お店に在庫があっても、明日には無くなっている可能性もあるためご注意ください。

・キッチンハイター

キッチンハイターには次亜塩素酸ナトリウムが含まれています。

次亜塩素酸ナトリウムは様々なウイルスや有毒物質を不活性化できるとされており、ウイルス対策の消毒液としては非常に効果を期待できます。

しかし、手に使用すると危険ですので、ドアノブや床などに薄めたキッチンハイターでモップ掛けをしたり、トイレの清掃に使う方法などが適しています。

希釈割合は、500mLの水道水に対してキッチンハイター約2mLになります。

ペットボトルキャップが約5mLなので、半分より少なめになります。

私が自宅の掃除をするときには、バケツに2L~3Lほどの水道水を入れ、キッチンハイターをペットボトルキャップ1~2程適当に入れて、モップで掃除しています。

モップだとハイターが手につく心配もないですし、畳やフローリングにも使えるので便利です。

・イソジン

うがいに使われるイソジンにはポピドンヨードが入っています。

ポピドンヨードは人体への害が少ないにも関わらず、ウイルスなどへの消毒力は強いとされています。しかし、使用すると乾燥するので、のどのうがいに使うと喉があれてしまい、逆に風邪をひいたという報告も多くあります。

そのため、個人的にはうがいには表示されているよりも少ない量で使用し、表示されている分量で、手洗い石鹸で手を洗うときに混ぜて手を洗うようにしています。

手に付けるイソジンの量は3滴~5滴ほどになります。

また、手洗い用のポピドンヨード入りハンドソープも販売されているので是非チェックしてみてください。

イソプロピルアルコール、メタノール、燃料用アルコールは消毒用に使える?

イソプロピルアルコール(イソプロパノール)や燃料用アルコールというものも目にすることがあると思います。

イソプロピルアルコールとは同じアルコールの一種で 50%〜70%液に希釈して消毒や除菌などに用いられますが、特異なにおいがあり、エタノールと比べて毒性が強く手荒れしやすいので、手指のアルコール消毒用に使う事はおすすめしません。(手指に使えない事はない)

毒性については 「エタノール:ヒト推定致死量250~500mL」に対して、「イソプロピルアルコール ヒト推定致死量120~240mL 」とされています。

殺菌効果についてはエンベローブを有するウイルスにはほぼ同等ですが、非エンベローブのウイルスにはエタノールの方が勝っていますので、手指の消毒用には基本的にイソプロピルアルコールよりもエタノールがオススメです。

また、メタノール(燃料用アルコール)も同じアルコールですが、有毒なので絶対に消毒用として使わないでください。

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